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< 第30条 登記事項証明書で権利関係や土地の履歴を確認する|不動産購入編
記事のポイント
- 地積測量図で対象土地の面積を確認する。
- 各間取り図には、建物の形状や面積が記載されている。
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地積測量図を使って今やるべきこと
地積測量図とは、法務局で土地家屋調査士が実測して作成し、測量した地積を登記した、1筆以上の土地の地積を記載した図面のことです。対象不動産の面積を確認するために、法務局で地積測量図を取得する。ただし、地積測量図は、土地の分筆や地積変更の登記をする際に法務局に添付する書類なので、すべての土地に提供されているわけではありません。古い測量図は正確でない場合もあるので、土地の現況と測量図の違いを確認することが大切です。測量図は、地積測量図の他に、3種類の測量図に分かれています。
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測量図の3種類とは
一筆
登記事項証明書(登記簿謄本)に記載されている土地の地番の1つ。
地積更正登記
測量の結果、登記事項証明書に記載された地積(土地面積)の現状と異なる場合、実測の地積に訂正して登記申請を行うものです。
地積測量図に関する注意事項
- 境界確定をしないまま売買を行うと、隣地とのトラブルが発生する可能性がある
- 隣地との境界が確定できない土地は、分筆できません。
- 土地家屋調査士に確定測量図を依頼する場合、境界の数、隣地の共有者の数によって測量費用が変わります。
- 道路との境界が確定した場合、役所等の立会いに数ヶ月かかる。
- 土地の測量図は、作成年によって現在の面積と異なる場合があります。
建物図面・間取り図と現況の違いを確認する。
建物図面や間取り図とは、法務局で作成される、建物の形状や面積がわかる図面です。地積測量図と同様に、測量技術が古く面積が現状と異なる場合や、登記時に添付が義務付けられていなかったために、法務局で保管されていない物件もあります。また、増改築をした際に変更登記を申請していない場合、建物の図面が現況と異なる場合があります。土地家屋調査士が法務局に変更登記を申請するには手数料がかかるため、増改築をしても変更登記がされないケースは少なくありません。
土地家屋調査士
土地家屋調査士は、不動産の現況を調査し、表示に関する登記を申請する専門家です。登記事項証明書の表題部の登記を申請します。
建物の図面や間取り図
- 現況と相違がないかを確認します。
- 売主から増改築等の履歴を確認する。
- 敷地に対する建物の配置や大きさを確認する。
- 図面が古い場合、現況と異なる場合があるので注意。
まとめ
- すべての土地に地積測量図があるわけではない
- 古い測量図は正確ではない。
- 増築や改築をしても変更登記がされないケースが多い。