記事のポイント
- 賃貸物件を借りる場合、初期費用が多くかかる。
- 入居後すぐに不具合などを確認する
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初期費用に注意する
物件を借りるときは、かかる費用に注意しましょう。家賃のほか、敷金や仲介手数料などの初期費用が一定額かかります。また、下記以外にも「引越し費用」や「家具などの購入費用」などが必要な場合もあります。賃貸契約を結ぶ際には、これらの費用をまかなえるだけの資金を用意しておくことが大切です。
費用は賃貸管理会社によって異なります。
賃貸管理会社によっては、「室内消毒料」「24時間管理サービス料」「契約書類作成事務手数料」などを請求されることがあるので注意が必要です。特に「契約書類作成料」は、一般的に仲介手数料に含まれていることが多いです。物件を紹介する業者の中には、本当はもっと良い部屋が他にあるのに、ADが取れる部屋しか紹介しなかったり、礼金を請求したりするところもあるので、物件や業者の選定には十分な注意が必要です。
一方、賃貸管理会社が所有する部屋は、礼金や仲介手数料がかからないケースもあります。なるべく出費を抑えたい場合は、事前に募集図面などで物件の概要を確認したり、仲介業者などに手数料を確認したりするとよいでしょう。
また、都市再生機構や住宅供給公社から借りる場合は、敷金2ヶ月分が必要ですが、仲介手数料や礼金、保証金などは不要なので、その他の出費を抑えることができます。
賃貸契約時にかかる費用
敷金(しききん) | 退去時の原状回復にかかる費用。 |
---|---|
礼金(れいきん) | 賃貸人に感謝の気持ちを込めて渡すお金。 |
仲介手数料 | 仲介をした会社に支払う手数料。 |
前家賃 | 入居時の家賃。 |
火災保険 | 借主に過失があった場合の費用を補償するもの |
保証料 | 支払遅延のリスクに備えて、家賃を保証するために保証会社へ支払う金銭 |
鍵交換費用 | 入居時の鍵交換費用 |
広告料(AD)
入居しにくい部屋を営業マンに紹介してもらうために、仲介手数料とは別に貸主が支払う広告料。6ヶ月以上空室が続くと家賃の5ヶ月分を支払うこともある
礼金のっけ
礼金が本来0円の物件で、借主から礼金を徴収すること。受け取った礼金は営業マンの手数料になる。
入居時のチェックポイント
入居後1週間以内に、設備に不具合がないか、壁や床に傷がないかなどをチェックします。不具合や傷があった場合は、メモを取り、その日のうちに写真を撮って、賃貸管理会社に連絡しましょう。退去時に入居者の過失を問われないためにも、入居時の状態を必ず記録しておきましょう。
賃貸住宅に入居する際のTODOリスト
- 引越し日の確認と引越し業者の手配
- 退去の連絡、入居の連絡
- 電気・ガス・水道の使用開始の連絡
- 新居で使用する家具・家電などの購入
- インターネット利用開始の手続き
まとめ
- 賃貸契約を結ぶ際には、十分な資金を用意するようにしましょう。
- 仲介業者によっては、本来請求されない費用を請求されることがある。
- 退去時に過失を問われないよう、入居時に部屋の状態を確認する。