スポンサードリンク
楽天が投資する「Lyft(リフト)」とは何?
楽天が投資している「Lyft(リフト)」とは、いったいどんな企業なのでしょうか?
Lyft(リフト)は、アメリカで利用者が急増している「ライドシェア(自動車の相乗り)」サービスの企業です。アメリカの「ライドシェアサービス」で有名なのは、皆さんも聞いたことがある「Uber(ウーバー)」が有名ですよね。
Lyft(リフト)も、ウーバーと同様の配車(タクシー)サービスで、スマホにダウンロードした専用アプリを使って、今いる場所に、数分で迎えの車を呼ぶことができます。リフトやウーバーなどの、ライドシェアサービスは、通常のタクシーよりも値段が安いため、世界中で利用者が拡大している業界です。
引用:Technical.ly
リクルートエージェント登録方法無料申し込み|転職エージェント評判・口コミ・使い方実は、この「リフト」、2019年3月下旬の上場に向けて、「IPO(新規株式公開)」を、米証券取引委員会(SEC)に申請しており、ライバルである「ウーバー・テクノロジーズ」に先駆けて、3月にもナスダックへ上場される予定です。
現在急成長している「配車サービス業界」に、一般投資家が投資をする最初のチャンスを作るのが、この「リフト」となるのです。
2012年創業のリフトは、規模では「ウーバー(2009年創業)」よりもはるかに小さいのですが、IPO(新規株式公開)は、ウーバーよりも先に行われるのではないかと予想されていました。2019年に入り、ウォールストリートジャーナル(WSJ)が、「リフトはナスダックへ上場予定で、3月1日に申請資料を公表する」と報じたため、大方の予想通り、ウーバーよりも早く、リフトが上場される公算が大きくなりました。
引用:XPRESS MAGAZINE
実は「リフト」がアメリカのナスダックに上場することで、日本のある企業の株価にも大きな影響を及ぼすだろうと考えられています。そう、その企業というのが、あの三木谷社長率いる「楽天(Rakuten)」なのです。
2015年、ハイテク企業のバリュエーションが現在ほど高くなかった、この時期に、日本の楽天が、「リフト」に対して、3億ドル(約364億円)を出資しており、リフト株の13%は、現在でも楽天が保有しています。
2019年3月にリフトがナスダックに上場した場合、上場時のリフトの時価総額は、「200億ドル~250億ドル(約2兆2,300億億円~2兆8,000億円)に到達すると予測されております。つまり、楽天が投資した3億ドル(364億円)は、約10倍の「30億ドル(3351億円)」の価値になるだろうと予想されているのです。
楽天の時価総額が「約1兆3,599億円」だとすると、楽天が保有するリフト株だけで、なんと楽天の時価総額の「約4割」近くに相当する金額に大化けする可能性があるのです。
このまま順調に進めば、投資としては、大成功といえる結果をもたらしてくれるでしょうから、過去の楽天には「先見の明」があったということですよね。この報道を受け、3月4日の取引で、楽天の株価は6%上げたみたいですし、リフトのIPOで、日本の「楽天」が最大の勝者になる日も、近づいているのかもしれません。
PayPay(ペイペイ)とは|PayPayお店使い方・加盟店登録方法・店舗導入始め方LyftのIPOは、ナスダック市場に「3月29日」上場の可能性
リフトはIPOを控えて、投資家向け説明会を、アメリカで既に行ったようです。3月の最終週には、米ナスダック市場に上場する見通しです。リフトが公開している資料では、「公開株数3080万株」「1株当たり62~68ドル」の仮条件を明らかにしています。日本円に換算すると、1株当たり「6,800円~7,500円」になります。
IPO後の時価総額は、200億ドル(約2兆2,300億円)台前半と、未公開株市場での直近の評価額151億ドルを大きく上回る可能性があるそうです。ハイテク新興企業のアメリカ上場案件では、2014年の中国の電子商取引最大手の「アリババ・グループ」以降で、有数の規模です。
「Lyft(リフト)」の共同創業者である「ジョン・ジマー社長」、「ローガン・グリーン最高経営責任者(CEO)」は、リフトの株式を合わせて7%前後保有しているそうです。ただし、両氏の持ち分には、普通株の20倍の議決権がつくため、「両氏で50%近い議決権」を握る見通しだということです。これにより、IPO後も、取締役の選出から、身売りまで、経営判断には、大きな影響力を行使することになります。
ただし、IPOで資金を手に入れてから、「Lyft(リフト)」が集めた資金を効果的に使い、その企業価値をさらに上げるまで、投資家にとっては、長く険しい我慢の時間が続くかもしれません。
今年は、「Lyft(リフト)」の他にも、「ウーバー・テクノロジーズ」「ピンタレスト」「スラック・テクノロジーズ」などの、シリコンバレーの「新興企業」が続々と、上場する予定になっています。
※この本は、残念ながら「英語Kindle版のみ」ですが、Kindle unlimited の読み放題でも読めます!
【電子版】ウォールストリートジャーナル(WSJ)ビジネス&英語の学習に..
「DAZN(ダゾーン)」無料体験の登録・視聴方法を解説