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輻輳(ふくそう)
輻輳(ふくそう)とは、物が一カ所に集まり、混雑することをいう。通信の世界では、「回線の混雑」という意味で使われる。例えば、チケット予約の電話が殺到したときに、「ただいま回線が混み合っております。数分後にもう一度おかけ直しください。
特に、災害時の安否確認や、年末年始の「謹賀新年コール」などで顕著に見られる現象である。一度つながりにくくなると、リダイヤルを繰り返すユーザーも多く、それがさらに輻輳を悪化させるという悪循環に陥っている。このような輻輳は、音声通話に限らず、パケット通信のように複数のユーザーで回線を共有するデータ通信でも発生する。
パケット通信における輻輳は、ネットワークに流れ込むデータ量が、通信回線の許容範囲を超えた場合に発生する。回線に送られたパケットは、ネットワークを中継する機能を持つルーターに順番に転送される。そして、パケットは転送される順番が来るまで「転送待ち」という状態で待機する。しかし、パケットの数が多すぎると、いくら待っても自分の転送の順番が回ってきません。
その結果、パケットの遅延や消失が発生し、電子メールなどのデジタルデータの送受信ができなくなる。
最近、パケット通信の普及に伴い、一部の携帯電話会社では都市部でこのようなパケットの混雑が頻発し、「接続できない」「メールが取り込めない」などの深刻な問題が発生しているという。
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