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孫正義が唱える「シンギュラリティ」とは
シンギュラリティ(Singularity)とは、「特異点」と直訳されます。
普段の日常から、情報感度の高い方なら、最近特に、この言葉を耳にするようになってきているかと思います。
目立ったところでは、ソフトバンクの孫正義さんが、最近この言葉をよく使用しており、孫さんの場合は「Singularity=Technological Singularity(技術的特異点)」として、この言葉を使われているようです。
Technological Singularity(技術的特異点)とは、「超人工知能により、人類が人工知能と融合し、人類の進化が特異点に到達する」未来のことを指しています。
つまり「人工知能が人類の知性を超える未来」を定義した言葉が、「シンギュラリティ」と呼ばれている言葉なのです。
シンギュラリティ=技術的特異点
石炭・蒸気などイギリスを中心とした「第1次産業革命」。
石油・電気・車・飛行機といったアメリカを中心とした「第2次産業革命」。
パソコン・インターネットによる「第3次産業革命」。
皆さんは、30年前に「スマホ」のようなデバイスが、ここまで普及すると思っていたでしょうか?ソフトバンクの孫さん含め、先人たちのブロードバンドの普及活動の結果、日本でも安くて速いインターネット回線が普及していき、パソコン自体も安価で軽量化されていきました。そして、ケータイからインターネットにアクセスできるようになり、一気に、携帯電話からスマートフォンへと、時代は変遷していきました。
これだけでも、凄い変化ではあるのですが、これからくる、新しい「パラダイムシフト」は、これまで以上のインパクトを残すものになる可能性があるのです。
これから起こる、人類が未だ経験したことのないパラダイムシフトこそ、人間の知能を超える「人工知能(AI)」が登場する瞬間、「シンギュラリティ(技術的特異点)」だと言えるでしょう。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドが描く未来
2017年5月、ソフトバンクの孫正義氏が、世界中のテクノロジー分野へ出資することを目的に「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の設立を発表しました。
ソフトバンクグループが「サウジアラビアの政府系ファンドのPIF(パブリック・インベストメント・ファンド)」と手を組んだことで、日本でも大きなニュースになっていました。
(※2018年、サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏が、サウジアラビア領事館内で殺害されたという事件から、サルマン皇太子への疑惑が発生し、ソフトバンク孫社長の今後の動向にも注目が集まっています)
その後のカショギ氏事件により、若干の影は落としてしまいましたが、中東の潤沢なオイルマネーを取り込んで、投資を加速させる新手のレバレッジ戦略を考えた孫正義氏の交渉術は、流石ですね。石油に代わる産業を作りたい中東諸国との思惑を、見事にマッチさせて、一気に交渉を進める孫氏には脱帽です。
「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」からの出資額は、ソフトバンクから2.5兆円、サウジアラビアから4.5兆円、残りを中東の他の国が出資し、計10兆円を超える驚きの出資額となっています。
主な出資者は、パブリックインベストメントファンド=PIF(450億ドル)、ソフトバンク(250億ドル)、ムバダラ開発公社(100~150億ドル)、Apple(10億ドル)、クアルコム(10億ドル)、ラリーエリソン個人事務所(10億ドル)、鴻海精密工業など10社前後が参加しています。
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