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AI(人工知能)の専門用語を勉強しよう!
皆さんは、「シンギュラリティ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
シンギュラリティ(Singularity)とは、「特異点」と直訳されます。
普段から、情報感度の高い方なら、この言葉を最近、特に耳にするようになってきているかと思います。
最近では、ソフトバンクの孫正義さんが、この言葉をよく使っています。
孫さんの場合は、「Singularity=Technological Singularity(技術的特異点)」として、この言葉を使われています。
シンギュラリティとは、「人工知能により、人類が人工知能と融合し、人類の進化が特異点に到達する」未来のことを指しています。
人工知能の分野は、難しい専門用語も多く、これから学んでいくにあたって人工知能分野の全体像を把握するためにも、これらの用語を勉強することは、必須になってきます。
これからの社会は、より「人工知能」が身近な存在になっていくことでしょう。
今から、より早く「人工知能」を勉強し、実践に活かしていくことが、10年後、20年後先の未来を、生きていくうえで、とても重要になっていくはずです。
そこで今回は、絶対に押さえておきたい人工知能分野に関する「10のキーワード」を、皆さんにご紹介します。
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押さえておきたい!人口知能キーワード10選
機械学習とは、読んで字のごとく、「機械が学習する」=人工知能が自分で学習し、自分自身で精度を向上していく技術のことです。機械学習の中にも、さまざまな方法があるのですが、「ディープラーニング」という学習方法が登場してからは、驚くべきことに「画像」や「音声」などの分野の学習は、人間が1から教えるよりも、人口知能が、自ら学ぶ方が効率的になったと言われています!人工知能の出発点は、この「機械学習」にあるのです。
ディープラーニングとは「人間の脳のメカニズムを参考にして作られた」機械学習法の1つです。特に、ディープラーニングは、「画像認識」や「音声認識」に優れており、2010年代になってから起こった人工知能の目覚ましい成果(Watsonがジョパディ!のクイズチャンピオンに勝利・アルファ碁が韓国&中国のトップ棋士に勝利)は、ディープラーニングによるところが大きいといわれています。第三次人工知能ブームを引き起こすきっかけにもなりました。
※Watson(ワトソン)とは・・・IBMが開発した「質問応答システム」。アメリカの人気クイズ番組「ジョパディ」に挑戦、2011年にクイズ王に勝利した。
※ジョパディ!(Jeopardy!)とは・・・アメリカで放送されている人気のクイズ番組。日本では「ジョパディ」と呼ばれることが多いが、カタカナ表記にすると「ジェパディ」が近いらしい。
※アルファ碁(AlphaGo)とは・・・Googleによって買収されたDeepMindによって開発されたコンピュータ囲碁システム。2015年10月に、人間のプロ囲碁棋士をハンデキャップなしで破った、初のコンピュータ囲碁プログラムとなった。コンピュータが人間に打ち勝つことが最も困難だとされた囲碁の世界で、人工知能が勝利を収めたことは、世界に衝撃をもたらした。2017年には、過去の試合データを使わずに、ビッグデータ不要の自己対局のみでスキルアップする新囲碁AI「AlphaGo Zero」を発表した。また、さらに、「AlphaGo Zero」のアプローチを汎用させ、囲碁以外のゲームにも対応できるようになった「Alpha Zero」も同じ年に発表された。
※第3次人工知能ブームとは・・・2012年、GPU利用による大規模ディープラーニングの大幅な躍進と、同年のGoogleによるディープラーニングを用いたYouTube画像からの猫の認識成功の発表により、世界各国において再び人工知能研究に注目が集まり始めた。この社会現象を「第3次人工知能ブーム」と呼ぶ。
深層強化学習とは、ディープラーニングに強化学習を組み合わせた「機械学習」の手法です。ディープラーニングの強みである「特徴抽出能力」を使って、人工知能が自ら、「コツに気づく」能力を高めるものです。この「深層強化学習」の登場により、これまで画像認識や音声認識に留まっていた「ディープラーニングの応用範囲」を「ゲーム」や「自動運転」などの領域まで広げることに成功しました。
※強化学習とは・・・人工知能におけるコンピュータによる機械学習の一種。未知の情報に対しても人間のように自力で解決する方法として、エージェントが行動を選択することで環境から報酬を得るという考え方を用い、この報酬を最大限に得られる方策を学習することを強化学習という。強化学習では、解決すべき課題に対し、より正しい結果を得るために、試行錯誤を通じて、自ら得られる報酬が最大化するように学習を進める。
※特徴抽出能力とは・・・特徴抽出とは、識別したい物体やデータから、より有用な情報を取り出す操作のこと。ディープラーニングでは、ニューラルネットワークを多階層化してデータを処理することによって、コンピュータが自動的に特徴量を抽出できるようになる。データそのものを教師として学習し、データに内在する特徴量を抽出していき、膨大なデータを繰り返し学習することで、そのデータの中にあるパターンや経験則を特徴量として認識し、新たな未知のデータに対して、自律的に認識したパターンや経験則を当てはめて、答えを導き出すことができる。
ビッグデータとは、膨大で複雑であり、しかも「増え続けるデータの集合体」のことです。ビッグデータにおいては、この「増え続ける」という言葉が、ポイントです。インターネット上に、毎分・毎秒蓄積される「検索情報」や「アクセス情報」、「SNS投稿情報」、「ネットショッピングの購買情報」、「スマホやカーナビによる位置情報」などが、このビッグデータに含まれます。人口知能にとっては、このビッグデータが、機械学習を行う上での重要な教材となります。また、これとは逆に、今度は「ビッグデータから、欲しい情報を取り出す際にも、人口知能が活用されたり(データマイニングと呼ぶ)」と、ビッグデータと人工知能は切っても切り離せない関係性にあります。
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アルゴリズムとは、「手順」を意味する言葉で、人工知能の分野で用いられる場合は、主に「プログラムの情報処理手順」を指します。このアルゴリズムの良し悪しは、人工知能の性能に直結してきます。また、簡単なプログラムにも、特定のアルゴリズムが用いられています。
ニューラルネットワークとは、「人間の脳が持つ神経細胞ネットワークを再現したモデル」のことを言います。実は、このニューラルネットワークは、1940年代に一度、構想されてはいたものの、当時は、原理的な限界が発見されたために、一時は下火になっていたのですが、近年、この限界が突破され、ディープラーニングなどの機械学習が誕生しました。
量子コンピュータとは、量子力学の性質を利用した、従来のものとはまったく違うコンピュータのことです。量子コンピュータでは、「0と1」以外の情報も扱えるのが最大の特徴です。少し話が難しくはなりますが、汎用性の高い、量子デジタル方式は実現の目途はまだ立っていませんが、用途を限定した量子アナログ方式は、実用化が始まっています。
※量子デジタル方式とは・・・暗号解読に使用するとセキュリティが崩壊すると言われている量子コンピュータは、「量子ゲート方式」を使用しており、今までのコンピュータに近い方式で、こちらは、「量子デジタル式」と言われる種類である。
※量子アナログ方式とは・・・量子デジタル方式とは逆に、複雑素因数分解を可能にしている計算機と言われるD-Wave Oneは「量子アナログ方式」と呼ばれる量子コンピュータの種類に分類される。アナログ式の中には、「量子イジングマシン方式」と呼ばれる、格子状モデルをコンピュータ内に物理的に作成し、問題と同じ状況を記事的に再現してシミュレーションを行う方式がある。
IoTとは、「Internet of Things(インターネット・オブ・シングス)」の略で、あらゆるモノとインターネットが繋がることを指しています。今後、さらに、IoTが様々なモノに導入されていくと、インターネット経由で、人工知能が利用され、モノはどんどん賢くなっていくと予想されています。IoTの代表的なモノに「自動運転」が存在します。
データマイニング(Data mining)とは、直訳すると「データの採掘(さいくつ)」のことを言います。データマイニングは、ビッグデータのような巨大なデータ群から有用な情報を取り出す技術のことで、この分野とビッグデータは、常に密接な関係にあり、人工知能の発展には、このデータマイニング技術の進歩が、なくてはならない命題となっています。
シンギュラリティとは、「加速度的に進化する人工知能の能力が、いつか人間を越え、我々の世界を一変させるのではないかという仮説」のことを指しています。現在、シンギュラリティの到来を、2045年と予測する専門家が多く、ソフトバンクの孫正義さんも、将来来るであろう「シンギュラリティ」に向けて、サウジアラビアの国家ファンドなどと手を組み、「ソフトバンクビジョンファンド」を立ち上げて、人工知能に関する企業の買収を積極的に進め始めています。シンギュラリティは、技術的特異点とも呼ばれています。
※ソフトバンクビジョンファンドとは・・・2017年5月、ソフトバンクの孫正義氏が、世界中のテクノロジー分野へ出資することを目的に設立した投資ファンド。「サウジアラビアの政府系ファンドのPIF(パブリック・インベストメント・ファンド)」と手を組んだことで、日本でも大きなニュースになった。主な出資者は、パブリックインベストメントファンド=PIF(450億ドル)、ソフトバンク(250億ドル)、ムバダラ開発公社(100~150億ドル)、Apple(10億ドル)、クアルコム(10億ドル)、ラリーエリソン個人事務所(10億ドル)、鴻海精密工業など10社前後が参加中。
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