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マイクロセル方式(Microcell)
セルとは、1つの基地局でカバーできるエリアのことです。マイクロセルシステムとは、小さなカバーエリアを多数配置することで、エリア全体をカバーするシステムを指します。
移動体通信の世界では、PHSがこの方式を採用している。
PHSの基地局は出力が小さいため、1つの基地局でカバーできるエリアは狭い。そのため、広いエリアをカバーするためには、基地局の数を増やす必要がある。基地局の設置費用は安いのですが、基地局の数が多いと、カバーエリアに穴があいてしまいます。そのため、通常、カバーエリアを広げるには、多くの時間とコストがかかる。
しかし、マイクロセルラー方式は一見非効率に見えるが、多くの基地局を使ってエリアをカバーするという特性上、1つの基地局にぶら下がるユーザーの数が少なくて済むというメリットがある。
通常、1つの基地局に多数のユーザーが殺到すると、その基地局がカバーするエリアの処理が間に合わず、「電話がかかりにくい」「通信速度が急に低下する」といった問題が発生する。しかし、PHSのようなマイクロセルラー方式では、多くの基地局が設置されているため、エリア内で負荷が分散されやすく、このような問題が起こりにくい。
このような特性を活かし、通常マクロセル方式が採用されている携帯電話サービスの分野でも、人口密度の高い都市部でマイクロセルラー方式を導入する事業者が出てきている。
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